特集展示「我が国の天然繊維─絹─」
平成30年7月27日(金)~ 令和元年9月24日(火)
絹織物の生産と養蚕は、古くから稲作とともに我が国の基幹産業とされてきました。『日本書紀』には神代の昔、保食神の体より蚕と五穀等が生まれたと記され、平安時代初期の『古語拾遺』には「蚕し織る源は、神代に起これり」と記されていることからも、如何に重要視されていたかをうかがい知ることができます。
また、1300年前から続く神宮式年遷宮で神々に奉られる御装束神宝においても、絹はその調製に欠かせない材料となっており、日本文化・伝統産業の継承保護にとっても重要な役割を担っています。
今回の展示では、御遷宮で神々に捧げられた撤下御装束神宝、また現在休館中のせんぐう館にて展観されていた「御装束神宝調製工程品」を展示し、我が国の絹文化の素晴らしさに出会っていただき、絹・養蚕の歴史と日本の伝統産業について改めて考える機会といたします。
特別展示「刺車錦御被(さしぐるまにしきのみふすま)」
平成30年10月5日(金)~11月28日(水)
豊受大神に奉られる「刺車錦御被」は、御装束神宝の中でも特別な神宮所伝の意匠の御被です。期間限定の特別公開ですので、是非この機会にご鑑賞下さい。
神宮徴古館 御装束神宝展示室
大 人 - 500円 ( 団体 300円 )
小中学生 - 100円 ( 団体 無料 )
※団体20名以上
木曜日(祝日の場合はその翌平日)
年末三日間
午前9時~午後4時30分(最終入館は午後4時まで)