特集展示「漆―URUSHI―」
令和元年9月27日(金)~ 令和2年7月19日(日)
現在式年遷宮にて調製される御装束神宝の数は714種1576点に及び、その調進は古代から現在に至るまでの長い歴史の積層と最善を求める考証・技術の上で調製されています。御装束神宝はそれぞれ御装束と神宝とに大別され、広い意味で前者は殿内を飾り立てる品や服飾品などを、後者は調度類や武器・武具類などを指していいます。こうした御料の調製に必要なものの一つが多岐に亘る貴重な材料であり、中でも今回は御装束と神宝の双方の調製に欠くことのできない「漆」に焦点をあてます。漆は御料の調製にはもとより、歴史時代以前より使われている我が国で最も身近な素材の一つです。
この展覧会では、我が国で漆と人とが紡いできた文化を御装束神宝を通して紹介し、未来への継承について考える機会とします。
神宮徴古館 御装束神宝展示室
大 人 - 500円 ( 団体 300円 )
小中学生 - 100円 ( 団体 無料 )
※団体20名以上
木曜日(祝日の場合はその翌平日)
午前9時~午後4時(観覧は午後4時30分まで)