倭姫宮創祀百周年記念展「皇女 倭姫命-天照大御神の御杖代として-」
令和5年10月13日(金)~ 令和5年11月26日(日)
皇室の御祖神である天照大御神を仰ぎ、いつの時代も国民の心の拠り所である伊勢の神宮。内宮の御鎮座より2000有余年、その始まりは皇女倭姫命の御存在抜きにしては語れません。朝廷編纂になる正史『日本書紀』では、倭姫命は大御神の御杖代として諸国を巡り五十鈴川上に至った際、永久に大御神をお祀りするに相応しい地として宮居を定められ、また東征に赴く日本武尊に剣と心構えを授けられたことを言葉少なに伝えています。
倭姫命は、天照大御神の御神慮を畏み、垂仁天皇の聖慮を拝し、後の神宮の祭祀体系につながる基を築かれた尊いご存在としていにしえより語り継がれてきました。そして時が満ち、大正12年(1923)内宮の別宮として倉田山の地に倭姫宮が創祀されました。
倭姫命の業績は、時代ごとに様々な出来事や人々の思想が付加され、今に伝えられています。神宮文庫には各時代の神宮神主が著した倭姫命に関わる良書が多く残されており、その変遷を知ることが出来ます。
本展覧会では、今年御鎮座100周年の佳節を迎えるに当たり、慶事を奉祝して伊勢の神宮の創祀という大業を担った倭姫命を顕彰し、倭姫宮の御装束神宝を特別に展観します。また歴史的資料の展示と小冊子からその軌跡を分かりやすく紹介します。倭姫宮への御参拝と合わせ、ぜひ当館にお立ち寄りください。
神宮徴古館別館展示室
大 人 - 500円 ( 団体 300円 )
小中学生 - 100円 ( 団体 無料 )
※団体20名以上
※通常料金
木曜日(祝日の場合はその翌平日)
※11月23日(木)は祝祭日のため開館、翌24日(金)は休館
午前9時~午後4時30分(最終入館は午後4時まで)