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美術館

神宮美術館 作品献納式が行われました (大角幸枝先生)

平成28年11月17日


去る11月8日(火)、重要無形文化財「鍛金」保持者 (人間国宝)の大角幸枝先生がお越しになり、献納式が行われました。鍛金とは、板状の金属を鉄床等の上に置き、熱を加えて金属の柔軟性、弾力性を回復させながら、金鎚や木槌で打ち上げて器を造形していく技法です。鍛金は、金工の主流をなす技法の一つであり、古くから、仏具・武具・茶器等の制作に利用されてきました。

墨絵象嵌南鐐花瓶

大角先生には本年6月1日に金工作品「墨絵象嵌南鐐花瓶(すみえぞうがんなんりょうかびん)「雲濤(うんとう)」」 を御献納いただきました。雄大な雲海が描かれた作品からは、自然界の静と動が見えてきます。決して色を多用するわけではありませんが、そこには水墨画のように奥行きのある大きな世界が広がります。 
 献納式では神宮より感謝状を贈呈。内宮の正式参拝をしていただき、神楽殿で大御神に献納のご報告を致しました。神様にも先生のお気持ちが届いたと思います。

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