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美術館

神宮美術館のエントランスから

平成28年12月22日




 伝統的な日本建築を想わせる神宮美術館のエントランス。建物は日本藝術院会員の大江宏による設計です。
 現在入口には小さな作品を掛けています。美しい風景画に見えますが、実は絵画ではなく染織で出来ています。題材となっているのは髙田誠の洋画「春光」です。
髙田誠(大正2年~平成4年)は中間色による点描で穏やかな風景画を得意とした洋画家です。忠実な写生を行いながらも、時には色彩やものの形などをダイナミックにアレンジし、画面に変化を与えることで画面にリズムを与えています。
この作品は京都の染織会社が製作した工芸作品で、髙田誠の暖かみのある風景を見事に再現しています。こちらは次回展覧会までの間、美術館のエントランスに展示して皆様をお出迎えしております。
次の展覧会は特別展「野―歌会始御題によせて―」、2月24日から開催します。皆様のご来館をお待ちしております。

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